土環自然農園について
私が農業を始めた背景
サラリーマン時代にストレスと多忙な生活で潰瘍性大腸炎を患いました。また、家族もアトピーや喘息を患っていました。
人の体の60兆個の細胞は日々生まれ変わり、体は食べ物から作られていることから、食生活から見直し、本物の野菜を知りました。
そして自ら野菜を作るようになり、元気になるにつれて野菜を作ることが私にとって初めての「やりたいこと」だと気付き、思い切って脱サラをし、震災の年、農業を始める決意をするに至りました。
栽培環境
瀬戸市郊外の休耕農地を開墾し耕作しております。原点の耕作地は、里山風景が広がる自然豊かな環境で、野菜の他に古代米などの米類も栽培しています。
栽培方法
化学合成農薬や化学肥料は一切使用しておりません。
施肥は主に発酵鶏糞やカキ殻、ぼかし肥などの有機肥料です。できるだけ少肥を心掛けています。
通常の慣行農法で育った野菜と比べ、当園のやり方で育った野菜は成長も遅く、形も揃わず大きくは育ちませんが、最近多いハウスで人工的に栽培されているものとは異なり、大地と太陽のエネルギーをたくさん吸収し、生命力のある野菜です。
野菜自身が本来持っている生命力で育ち、私は成長の手助けをし、見守ります。草などは伸びてきたら、作物が隠れてしまわないように刈ったり、虫は手で捕ったり、ネットで避けてやったりします。こうして育った野菜は本来の自然な味で、雑味がなく、とてもエネルギッシュです。 家族が安心して食べられる、という基準でつくっています。それが今のやり方でした。土や水を汚すことなく、環境にやさしい栽培方法と思っています。